植栽と組み合わせたおしゃれな目かくしデザイン

植栽と組み合わせたおしゃれな目かくしデザイン

庭の囲いや、外から室内が見えないようにする時に使用する目かくし。

防犯やプライバシーを守ってくれるのに役立つアイテムですが、ブロック塀やアルミの素材感が強いデザインが多いのが日本の住宅外構の現状です。

目かくしフェンスやスクリーンは意外と人目に留まりやすい部分。デザインに少しこだわるだけでお家の雰囲気がガラッと変わります。

また、目かくしは植栽との相性が良いものが多く、シンプルな目かくしでも組み合わせることでワンランク上の外構を作ることができます。

外からはお家の顔として、中からはお庭の背景としてずっと眺めていたくなる目かくしのデザインをご紹介します。

目かくしの役割

プライバシーの確保

目かくしがない家は、道路や隣地から丸見え!視線が気になりカーテンを閉めっぱなしにする習慣がついてしまいます。

フェンスなどの目かくしを設置することで、隣の家やご近所の方からの視線を塞いでくれ、快適なプライベート空間が作れます。玄関前に設置すると、通行人と目が合って気まずくなる…ということもなくなります。

目かくしは暮らしのちょっとしたストレスを解消してくれるアイテムなのです!

イラスト:エムデザインファクトリー 松下高弘

防犯性のアップ

家の境界をはっきりさせ、高さのあるフェンスやスクリーンで囲うことで侵入者を防ぐことができます

室内の様子が外からわからないようにすることで、家の中に人がいるのか留守かの判断がしずらくなり、空き巣の対策にもなります。

住宅の価値を高めるデザイン性

目かくしだけでは外構はオシャレにできない…と思っている方は多いのではないでしょうか。

実はシンプルな目かくしだからこそ、組み合わせの自由度が上がりコーディネートがしやすいアイテムなのです!

カラーや素材にこだわることで住宅全体の価値を高めることができます。

植栽に合う目かくしってどんな種類があるの?

一般的には目かくし=フェンスのイメージが強いですが、目かくしの種類はさまざま!

ボード状のものやタイル・格子・和風に合う竹垣など豊富な種類があります。完全に目かくしをするタイプや、すき間のある通風目かくしなどでも違いがあるので、近隣の状況や日当たり、風通しなどを考慮して住まいに合ったものを選びましょう。

ボードフェンス

ボードタイプの目かくしは、厚みがなく収まりが良いのが特長。省スペースでも設置できるので、フェンスの前に植物を植える場所が確保しやすくなります。凹凸のない綺麗なボードなのですっきりとした印象に。

【使用商品】
エバーアートボードフェンス

縦格子フェンス

縦のスリットが美しい縦格子は、すき間により風通しがよく植物も育てやすい目かくしです。斜めから見ると格子のすき間が埋まって見えるので、歩行者や車からの視線もカットし、目かくしとしての効果も◎

植物が縦に生えているのと揃えて、縦格子の目かくしを組み合わせることでまとまった印象の外構に仕上がります。植物とフェンスが組み合わさることで、より高い目かくし効果を発揮します。木目調フェンスを使用することで緑と合うナチュラルな印象に。

【使用商品】
千本格子足付ユニット

横格子フェンス

横のラインが綺麗なフェンス。すき間や格子サイズの種類が多く、費用を抑えたい方にも選びやすいタイプです。
シンプルなデザインなものが多いため、植物と組み合わせることで遊び心のある立体的な目かくしになります。

【使用商品】
エバーアートフェンスプラス

タイル

石の高級感と重厚感を演出できるタイル。コンクリート調の無機質なテイストと植栽の生きたデザインがマッチします。モダンテイストや都会的なスタイルにぴったりです。

【使用商品】
セラウォール

目かくしと植栽を組み合わせるメリット

植栽と合う目かくしをご紹介しましたが、なぜ目かくしと植物を一緒にデザインすると良いのでしょうか?

目かくしをはじめとするエクステリアの商品は雨風にさらされるため、アルミなどを使用した耐久性の高い素材が使用されます。また「住宅を守る」という役割から、インテリアに比べて一つ一つのアイテムが大きくなるものが多いためゴツゴツとした印象の外構になりがちです。

そこに植物を組み合わせることで、緑色のカラーが落ち着きや柔らかな印象を与えてくれ、エクステリアの重厚感を中和してくれるのです!

また、大きなお庭が無くても家の周りのちょっとしたスペースに緑をプラスするだけで、日常に安らぎを与えてくれる効果があります。

植栽とのコーディネート例

ここからは実際のコーディネート事例を見ていきましょう。

目かくしは、隣地との境界・玄関前・掃き出し窓の前などさまざまな場所に設置することができ、汎用性が高いアイテムです。設置場所別にコーディネート事例をご紹介します。

隣地との境界

住宅地では、お隣の家との距離が近いケースが多いです。お互いのプライバシーを確保するためにも境界部分に目かくしを設置することをおすすめします。

こちらの白いフェンスをバックに植栽を植えると、植物の緑が映える美しい空間に仕上がります。程よいすき間により圧迫感のないフェンスに仕上がっています。

【使用商品】
デザイナーズスタイルフェンス横板貼40幅+80幅(スプリングオーク)

こちらも隣地との境界部分に使用されていますが、ボードタイプの目かくしを玄関前に使用しています。ブラウンカラーの木目が緑とナチュラルに馴染む目かくしに。ボードの手前に花壇スペースをつくることで癒しの空間に仕上がっています。

【使用商品】
エバーアートボード(ブラックエボニー)

お庭の囲い

皆さんは「ガーデン」という言葉の語源をご存じでしょうか。ガーデンの語源は古代ヘブライ語で、ガル(囲む)+エデン(楽園)すなわち囲われた楽園だと言われています。

庭を目かくしで囲うことで安心してくつろぐことのできる心地よい空間になります。こちらのお庭は縁側のある素敵なお家ですが、目かくしがなければ道路から丸見え!せっかくの縁側でもくつろぐことができない空間になってしまいます。

格子タイプの目かくしを少しずつずらして配置し、そのすき間に緑をはさんで野趣に富んだデザインに。家側から見ても緑の背景が美しい空間に仕上がっています。

【使用商品】
千本格子足付ユニット格子すき間53mm(ナチュラルパイン)

こちらは石柄のボードでお庭を囲ったくつろぎのスペース。明るい色の目かくしがお庭の壁紙として美しく映えています。白と緑のコントラストがすっきりと爽やかに見える目かくしです。

【使用商品】
エバーアートボード(大谷石)
エバーアートウッド部材

玄関前

玄関前に目かくしを設置することで通行人と目が合うのを避けられたり、ポストまで郵便物を取りに行く時に服装を気にせず外に出ることができます。

こちらの事例では高級感のあるタイルとスリットの異素材を組み合わせてスタイリッシュな門まわりを演出しています。重厚感のある目かくしですが植栽を取り入れるだけで、家族やお客さんをやさしく出迎えてくれているような雰囲気になります。

【使用商品】
セラウォール

室内から見た景色

目かくしは外からの侵入や視線を防ぐだけではありません。室内から外を眺めたときに大きな面積を占め、背景となる目かくしは内外どちらから見ても美しくなるような形状を選びましょう。

【使用商品】
エバーアートボード(ホワイトパイン)
エバーアートウッド部材

バスルームに窓を設置して、露天風呂にいるかのような空間にしてみてはいかがでしょうか。

木目のボードと竹を組み合わせ、下から暖かい光をあてることで眺めて楽しい、優雅な時間を過ごすことができます。目かくしを竹垣に変えて本格和風の庭にしたり、タイルと合わせると和モダンな雰囲気を演出できます。

【使用商品】
エバーアートボード(ナチュラルパイン)

以上、植栽と組み合わせたおしゃれな目かくしデザインでした。

目かくしや植栽の選び方はお近くの施工店にご相談をしてみることをおすすめします。

各メーカーのカタログやホームページ・SNSからイメージを膨らませて、ご自身でコーディネートを楽しんでみるのもおすすめです!
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