意外と難しくない!カーポートの掃除方法|必要な道具と手順を徹底解説

意外と難しくない!カーポートの掃除方法|必要な道具と手順を徹底解説

紫外線や雨から車を守ってくれるカーポートですが、カーポートそのものをお手入れしたことがある人は少ないのではないでしょうか?

今回は実際にタカショーショールームに展示しているカーポートを使って、掃除方法や必要な道具をご紹介します!

背の高い脚立はお持ちでない方も多くいらっしゃると思うので、必要な高さの目安や選び方も併せてご紹介します!
是非最後まで読んでください!

タカショー広島ショールームで屋外展示しているアートポート

設置場所:タカショー広島ショールーム(広島県東広島市)
設置時期:2014年6月(設置から約9年半)
サイズ:30-50ロング柱仕様
カラー:ナチュラルパイン
屋根材:グレースモークポリカ

こちらのアートポートはあまり頻繁にお手入れをしていませんでした。
そのリアルな様子をお届けします!

カーポートの汚れの原因と掃除が必要な理由

掃除する前の状態:屋根の上に汚れが溜まっています

カーポートの屋根の上の落ち葉やゴミ・汚れを放置しておくと、経年劣化でカーポートが腐食しやすくなったり、雨樋にゴミが溜まってしまうと雨水がオーバーフローしてしまう可能性があります。

掃除する前の状態:泥のような汚れが雨樋に溜まっています

黄砂が付着していたり日陰の部分にコケが生えたり、ポリカーボネートの場合は汚れが付着しているのが屋根の下から目に見えて分かります。

掃除する前の状態:見上げると汚れがくっきり見えます

これらを定期的にお手入れすることで、カーポートをいつまでも美しく保つことができます。

カーポートを掃除するのに必要な道具

脚立

まず必要なのは、カーポートの屋根を掃除するための「脚立」です。
しかし、背の高い脚立を持っていないという方も多いのではないでしょうか?

7段(2.1m)の脚立 / 社員の身長は168cm

背の高い脚立は日常であまり使う機会はないですし、保管場所にも困りますよね。
脚立を持っていない場合は、お近くのホームセンターでレンタルできる場合があります。

参考までに、全国展開のホームセンター「コメリパワー」「コメリPRO」さんはWEBでレンタル予約ができる店舗があるので、是非お近くの店舗をチェックしてみてください。

最近はオンラインで脚立をレンタルできるサービスも出てきていますので、検索してみるのがおすすめです。

タカショーのアートポートを掃除するのに必要な脚立のサイズは、標準柱仕様のアートポートなら6段(約1.8m)以上、ロング柱仕様のアートポートには7段(約2.1m)以上の脚立が良いでしょう。

脚立は天板に立って使用してはいけないので、脚立のサイズ-0.3mくらいが有効高さとなります。
6段(約1.8m)の脚立の有効高さは約1.5mなので、標準柱仕様のアートポートなら上図のように腰~胸あたりが屋根の高さになります。

これを目安に、ご自宅のカーポートの高さと掃除する人の身長を考えて選んでくださいね!続いて、用意した掃除道具はこちら。

➀柄付きスポンジやモップ

カーポートの屋根の上は奥行きがあるので、しっかり掃除するには柄付きのスポンジやモップがあると便利です。
今回はカー用品店で購入した柄が伸ばせるモップを用意しました。

以前、記事でも紹介したアズマ工業さんの「高所ワイパー」に付属の「極細ダスター」を取り付けて掃除するやり方もお薦めです。

②中性洗剤

水だけでは落ちない汚れは、中性洗剤を含めて洗うことで汚れが落ちやすくなります。

③柔らかい布/雑巾

カーポートの柱部分の汚れは柔らかい布でやさしく汚れを拭き取ります。

④軍手

手が汚れてしまわないように用意すると良いでしょう。

⑤頭の小さいブラシ

雨樋を掃除するためのブラシです。
雨樋の狭い部分の幅は約3cmなので、それよりも小さければ大丈夫です。

今回はスニーカーを洗う用のスリムなブラシを用意しました。

⑥すきま掃除用ブラシ

100円ショップなどでも手に入るすきま掃除用の細いブラシです。
窓のサッシやお風呂の排水口を掃除するような先の細いものが使いやすいです。

無ければ使い古しの歯ブラシでも良いでしょう。

ホース

水をかけて汚れを洗い流すために使用します。

お手入れするときの注意点

カーポートの掃除は脚立に乗って高所で行います。事故や怪我、破損しないためにも以下の注意点を確認しましょう。

・屋根の上には乗らない
・カーポートの設置場所によっては、隣家に汚れた水や洗剤が飛び散ってしまう可能性があります。あらかじめお隣さんに掃除の承諾をとっておきましょう。
・脚立は一番上まで乗らない
・立てかけ式のハシゴはカーポートに負荷がかかるため使用しない。
・お手入れには布やスポンジなどの柔らかいものを使用してください。
・金属ブラシ、金ベラ、スチールウール、目のあらい紙ヤスリなどは使用しないでください。
・小石、砂などが付着したままこすると、アルミ表面にキズが付きます。あらかじめ取り除いてください。
・アルコール、ベンジン、アセトンなどの有機溶剤や石油類などは使用しないでください。
・小さなキズでも早めに補修されることをおすすめします。水に濡れたときはから拭きしてください。
・工業地帯や海岸の近くなどでは、状況によりお手入れの回数を増やしてください。

※商品が破損したり、グラつく場合は、すぐに施工店様に連絡してください。
破損したままで使用していると事故の原因となり危険です。

掃除の手順

まずは屋根の上から全体を水で流します。

もしも屋根の上や雨樋に手で拾える程度の小石や落ち葉などがある場合は最初に取り除いておきましょう。
これらが残ったまま水をかけたりスポンジなどで擦ると屋根材を傷つけてしまいます。

ポリカーボネート素材であればある程度水だけでも汚れが落ちます。
ざっと水で汚れを流したら、次は柔らかいスポンジやモップで汚れを落としていきます。

頑固な汚れは中性洗剤をかけて優しく擦ります。
くれぐれも硬いブラシでゴシゴシこすったりしないでくださいね。

屋根がキレイになったら次は雨樋を掃除します。

雨樋には詰まり防止のための「ドレンエルボ」という部分があり、落ち葉や小石が溜まっている場合があるので、下側のキャップを外して中にたまったゴミを取り除きます。

特にカーポートのまわりに木々が多い場合は落ち葉が溜まって詰まりやすいので、こまめに雨樋とドレンエルボを掃除する必要があります。

しっかりゴミが溜まっていると、キャップを開けるときにゴミと水がドバっと出てくる場合があるので、目や口に入ったり、衣類にかかったりしないよう気を付けてください。

キャップにも汚れが溜まっていたのでブラシでキレイにします。
雨樋の中には落ち葉やほこりが泥のように溜まっていたので、水で流れないところは軍手でつかんで取り出しました。

汚れがこびりついている部分はブラシでしっかり落としていきます。

雨樋はアルミでできているので、柔らかいブラシでならゴシゴシこすっても問題ありません。

つぎに、カーポートの柱や支柱を水に濡らした布で拭いていきます。
柱の色や柄によって汚れが目立ちにくい場合もありますが、雨がかからない部分も意外と汚れています。

空気中の水分やほこり、黄砂や排気ガスなど色々なものが長い時間をかけて付着してきたのでしょう。
落ちにくい汚れは少量の中性洗剤を含ませて拭き取ります。

汚れが落ちたら洗剤が残らないように、水で濡らした雑巾で拭き取り、最後に全体をから拭きすることで水や洗剤が残らずキレイに仕上がります。

屋根の下の梁(はり)や垂木(たるき)も意外と汚れていました。
しっかり丁寧に拭いていきます。

以上、こんなにキレイになりました!

今回は車1台用のアートポートの掃除方法をお伝えしましたが、2台用以上の大型カーポートでも掃除の方法は同じです。

まとめ

何となく見て見ぬふりをしてきたカーポートの汚れ。
愛車を汚れから守るのはもちろんですが、カーポート本体をキレイにすることで住まいの外観も美しくなり街並みの景観もよくなります!

劣化もしにくく、いつまでもキレイに長持ちさせることができるので、定期的にお掃除をするのがおすすめです。
大掃除のついでにお手入れしてみてはいかがでしょうか?

今回掃除をしたのは「アートポート」
<商品ページリンク>
https://proex.takasho.co.jp/product/garege/carport/ap

<1分紹介動画>