自宅にカフェ風のテラスを!おうち時間を充実させる「家テラス」の作り方

近年、お家での時間をもっと心地よく、豊かに過ごしたいという声が増えています。
その中でも注目されているのが、お庭やベランダ・バルコニーを活用して、食事やティータイムを楽しむライフスタイルです。
庭は、家のすぐそばにある身近な自然。
窓の外に広がるこの空間は、気分転換の場としてだけでなく、季節の移ろいを感じたり、子どもが自然と触れ合う場になったりと、心と体にやさしい時間をもたらしてくれます。
たとえ広くなくても、窓の外にちょっとしたスペースがあれば十分。カフェのようにくつろげる“家テラス”を作ることができます。
今回は、住まいにテラスを取り入れる方法と、暮らしを豊かにする活用事例をご紹介します。
目次
テラスとは

「テラス」と聞くと、カフェやレストランの屋外席をイメージする方も多いでしょう。パラソルの下で風を感じながら食事を楽しむあの空間は、特別なリラックスタイムですよね。
ただし住宅における「テラス」は少し異なり、主に建物の1階に設けられた、地面より一段高い屋外スペースのことを指します。
掃き出し窓など、家の中から直接出入りできる場所に設置されることが多く、食事やお茶だけでなく、ライフスタイルに合わせた多彩な使い方が可能です。
テラスを構成するアイテム
テラスを設置する際、まず考えるべきは「庭でどんな時間を過ごしたいか」ということです。
「家族と楽しく食事をしたい」「一人でゆっくり読書したい」「庭で気分を変えて仕事をしたい」など、理想の過ごし方によって必要なアイテムは変わってきます。
ここではテラスを快適にする基本の6アイテムをご紹介します。
快適な日陰をつくる「ルーフ」

テラスで快適に過ごすためには、まず屋根づくりが欠かせません。
どんなに素敵な庭でも、直射日光の下では長時間くつろぐのが難しいもの。
シェードやルーバーといったルーフを設置することで、心地よい日陰が生まれ、紫外線や日焼けを気にせず過ごすことができます。
さらに、隣家の2階からの視線も遮ることができるため、プライバシーの確保にもつながります。
【使用商品】
パティオムーヴ
プライベート空間をつくる「目隠し」

部屋でくつろいでいるとき、外からの視線が気になると落ち着かないものです。
室内ではカーテンを閉めるように、屋外でも視線を遮る工夫が必要です。
特に道路に面している場合や隣家が近い場合は、周囲からの視線が気になってしまい、せっかくのテラス空間でも、思うようにリラックスできません。
目隠しフェンスやスクリーンを設置することで視線をカットし、安心して過ごせるプライベート空間をつくりましょう。
【使用商品】
エバーアートボードユニットフェンス2型(ブラウングレー)
家と庭をつなぐ「フロア」

テラスの床は、室内とできるだけ段差のないフラットな設計が理想です。
段差があるとつまずきやすく、外に出るのが億劫になる原因にもなるため、たとえ小さなストレスでも減らしていくことが大切です。
また、室内の床と高さをそろえることでバリアフリーとなり、子どもや高齢の方、ペットも安心して使える空間に。
床材は、お手入れが簡単な人工木デッキのほか、BBQを楽しむ方には水洗いや火の始末がしやすいタイル素材もおすすめです。
【使用商品】
エバーエコウッドリアル
目的に合わせた「ガーデンファニチャー」

テラスの枠組みが整っても、くつろいだり人が集まったりするには、家具が必要不可欠です。
家具はテラスの過ごし方を左右する重要な要素です。
しかし、テラスは天候の影響を受けるもの。そこで、屋外でも安心して使用できる屋外家具「ガーデンファニチャー」を選びましょう。
ガーデンファニチャーを選ぶ際には、「だれと」「何をするか」をイメージすることが大切です。
たとえば、家族で食事を楽しむならダイニング用のテーブル&チェア。
読書を楽しみたいなら、リクライニング付きのチェアなど、過ごし方に合わせて最適な家具を選びましょう。
【使用商品】
キューブ スクエアテーブル(ホワイト)
トリル アームチェアー(グリーン)
癒しの空間をつくる「植物」

せっかく庭に出て過ごすのに、テラスの周りが殺風景だと、どこか寂しい印象になってしまいます。植物を取り入れることで、自然を身近に感じられる、心地よい空間に変わります。
草花を眺めたり、葉に触れたりすることで五感が刺激され、リラックス効果や健康への良い影響も期待できます。
大きなシンボルツリーを植えたり、鉢植えのグリーンを並べたりと、日々の暮らしに“植物を愛でる時間”を取り入れてみてはいかがでしょうか。
夜の庭を楽しむ「照明」

「庭で過ごせるのは日が明るいうちだけ」——そんなふうに思っていませんか?
照明を取り入れることで、夕暮れのひとときから夜の時間までテラスや庭の時間を楽しむことができます。
たとえば、やわらかな光のもとでゆっくりお酒を嗜んだり、ライトアップされた植物を眺めながら星空を見上げたり…。日中とは違う落ち着いた雰囲気が、非日常感を演出してくれます。
照明には足元を照らす実用的なものから、植栽や壁面をドラマチックに演出するライトまでさまざま。過ごし方に合わせて照明を選ぶことで、ワンランク上のナイトガーデンが実現します。
【使用商品】
ドットレスLEDバー
フレキシブルLEDバー
デザインパネルⅡ(クロス)
以上、テラス空間を構成する基本的なアイテムをご紹介しました。
テラスはDIYで設置することも可能ですが、近年は台風や強風などの異常気象が増えており、設置方法によっては思わぬ被害につながる危険性もあります。
安全性や耐久性を考慮すると、専門知識を持った施工店に依頼するのがおすすめです。
安心して長く使えるテラス空間を、ぜひプロと一緒につくってみてはいかがでしょうか。
テラスの事例と過ごし方アイデア
ここからはシーン別のテラスの活用事例と、おすすめアイテムをご紹介します。
カフェ・ティータイムを楽しめるテラス

こちらは掃き出し窓に設置されたテラス。緑に囲まれながらのティータイムは日常を少し特別なものにしてくれます。
家事の合間にほっと一息するのも良し、家族や友人と一緒ならいつもより会話が弾む楽しい時間を過ごせます!

狭小地のテラスは、完全に目かくしをしてしまうと圧迫感がでてしまい、窮屈な印象になってしまいます。程よくすき間のあるフェンスを設置して、景色を取り込むことがポイント!
【使用商品】
ポーチテラス シンプルスタイル
家族や友人が集まるガーデンダイニング

こちらは、リビングの延長にタイルを敷いて設けたテラスです。
まるで部屋のようにデザインされた半屋外空間で、中央にはシンクとダイニングテーブルを一体化。家族の団らんや、友人との庭でのひとときもより充実します。
【使用商品】
ホームヤードルーフⅡ(ラスティコッパー、内天井:グレージュ)
ネットラウンジチェアー
読書や瞑想にピッタリのプライベートカフェ

フェンスに囲まれたプライベートなテラス空間。目隠しフェンスでしっかり囲うことで、読書や瞑想に没頭できます。
リビングとキッチンからすぐに出られる便利な導線で屋外家具を置くと、カフェタイムや庭ご飯も気軽に楽しめます。
さらに植栽を豊富に取り入れることで、華やかさと居心地の良さを兼ね備えたテラス空間を実現しました。
【使用商品】
エバーアートフェンス6型セット
ナルディ クリップテーブル(写真左)
ナルディ ネットチェアー(写真左)
暮らしを豊かにするプラスアイテム
省スペースプランター「ベジトラグ」

省スペースでハーブや野菜などを育てることができるプランター「ベジトラグ」は、コンパクトかつ見た目もおしゃれで、テラスやベランダに置くのにぴったり!
レモングラスやミントを育てて、自家製ハーブティーを楽しむのも良いですね。手軽にガーデニングが始められるアイテムです。
【使用商品】
ベジトラグ
くつろぎをプラスするガーデンファニチャー

読書をするときは、長時間同じ体勢でイスに座ることになります。
体をリラックスさせた状態で読書をするためにはこだわりのチェアーを選ぶのがポイントです。屋外で使用するので、丈夫でくつろげる素材をチョイスしましょう。
【使用商品】
テラート リラックスチェア
テラート オットマン
テラート サイドテーブル

季節によっては、座ったままだと肌寒くなったり姿勢が悪くなってしまう恐れがあります。部屋の中にいるように、ブランケットやクッションを持ち出してリラックスできる環境を整えると快適に過ごせるでしょう。
屋外用のラグマットを敷くと、靴も脱いでのびのびとくつろげるスペースに!自分がリラックスできる空間をお庭でコーディネートしてみてはいかがでしょうか?
【使用商品】
ガーデンラグ 20×14 ツイード (ブラウン)
以上、「家テラス」の事例紹介でした。
他にも仕事ができる庭・バーベキューができる庭・星を眺める庭など、テラスの活用方法はたくさんあります。おうち時間を楽しくするテラスで、暮らしの幅を広げてみてはいかがでしょうか!