大人気商品「エバーアートボードシックシリーズ」の開発秘話と2024年の新色を紹介

大人気商品「エバーアートボードシックシリーズ」の開発秘話と2024年の新色を紹介

今回のマガジンでは、さまざまな外構シーンで使用できることでご好評いただいている外構商品【エバーアートボードシックシリーズ】をご紹介します。

エバーアートボードシックシリーズは、個性豊かなテクスチャーを生み出すアルミ製の建材パネルで、インクジェット印刷ならではの繊細な表現力で、簡単に美しい景観を創り出すことができます。

新色も登場しましたので、企画制作担当のMayumiがはりきってご紹介します!!

プロフィール

案内:Mayumi(左)
株式会社タカショー プロユース企画部 販売促進課 所属
エバーアートボードシックシリーズの柄の企画制作や販促物の制作担当
エバーアートボードシックで思い入れの強い柄は、レゾナンス専用カラーのパッシオーネ。イメージ通りの柄を表現できるように、たくさん試作を重ね、厳しい審査を突破し発売に至った柄なので思い入れがある。

聞き手:にわん(右)
株式会社タカショー 公式キャラクター
葉っぱの形をした耳としっぽがチャームポイント

エバーアートボードシックシリーズとは?

にわん

アルミ製の建材パネル、エバーアートボードシックシリーズ・・・?アルミ製の建材パネルってあまりピンとこないけど、どんな用途で使うんだワン?

Mayumi

建物の外装に使用されることが多く、門柱やフェンス、テラスの内天井など幅広い用途でお使い頂けます!アルミは軽量でありながら耐久性があり、お手入れがほとんどいらないため人気があります。さまざまなデザインや色を展開しているので、建物の外観に合ったカラーや個性を演出でき、美しい外観に仕上げることができますよ!

エバーアートボードシックシリーズは、当社独自のインクジェット印刷と高耐候効果を発揮するトップコートで構成される、屋内外で使用可能な色褪せしない外装・内装化粧建材ボードです。

エバーアートボードとエバーアートボードシックシリーズの違い

にわん

タカショーには昔から定番商品の「エバーアートボード」という商品があるけれど、この「エバーアートボード」と「エバーアートボード シックシリーズ」は何が違うんだワン?

Mayumi

いい質問ですね!エバーアートボードシックシリーズは、これまでのエバーアートボード以上にデザイン性が高く、スタイリッシュな柄やカラーを多く展開しています。そのため「シックシリーズ」という風に名付けています。

また、エバーアートボードとは製造方法が違います。ベースとなるボード材(アルミと樹脂の複合パネル)は共通ですが、エバーアートボードは柄がデザインされた耐候性シートをボードにラッピングしています。それに対し、エバーアートボードシックシリーズはよりデザイン性を高く、繊細な柄の表情をボードに反映するために、タカショー独自のインクジェット印刷技術とトップコートの塗膜を行って製造しています。

にわん

なるほどだワン!エバーアートボードシックシリーズの繊細な柄のニュアンスは、独自のインクジェット印刷で表現されているんだワンね!

エバーアートボードシックシリーズの使用例紹介

にわん

エバーアートボードシックシリーズを使った事例をもっと見たくなったワン!

Mayumi

わかりました!いくつかエバーアートボードシックシリーズの事例をピックアップしたので紹介しますね!

門柱

住まいの顔になる門柱部分に、エバーアートボードシックシリーズを採用頂く事例が増えてきています。こちらの事例は「ヘリンボーンブラック」というカラーを門柱に採用頂きました。近年のトレンドであるヘリンボーンの柄をモダンな雰囲気にしており、住まいに調和しながらも、印象に残るデザインとなっています。

大理石柄の「アリストンブラック」というカラーと、本物のタイルを組み合わせた事例になります。本物のタイルと組み合わせても違和感なく調和します。重厚感のある門柱をお手軽に取り入れることができ、ホテルライクな空間や高級感のあるデザインが好きな方におすすめできる柄です。

目かくしフェンス

エバーアートボードシックシリーズは軽量素材でできているため、万が一災害などで倒壊をしてもブロック塀やタイルに比べて被害を最小限に抑えられることから、目かくしフェンスとしての使用もご好評頂いております。こちらの事例はモノトーン調のテラス空間に似合う「オールドコンクリート」というカラーを使用して隣家からの視線をカットしています。

エバーアートボードとエバーアートボードシックシリーズは、豊富なカラーを揃えていることから、違う柄同士を組み合わせて空間をデザインすることが可能です。こちらの事例では、壁面にエバーアートボードの「ライムストーン」という柄を使用していますが、一部分にエバーアートボードシックシリーズの「バナナリーフ」という植物の柄を取り入れています。植物の柄を取り入れることで空間にインパクトを与え、よりリゾート感を演出できます。

駐車スペース

車が好きな人は、「駐車スペースもカッコよくしたい!」という方が多く、車庫まわりや駐車スペースの壁面にエバーアートボードシックシリーズを採用頂く機会が増えています。「リベロストーン」というカラーは、あえてクラックを取り入れたストーン柄で、クールでカッコいい雰囲気を演出しています。

爽やかなホワイトカラーと大理石の柄を組み合わせた「アリストンマーブル」。駐車スペースの壁面に使用することで清潔感と高級感が生まれます。ポリカーボネートの屋根材から差し込む光がより空間を広く、そして美しく魅せます。

テラスの内天井や壁面

第2のリビングとして人気を集めているアウトドアリビング。エバーアートボードやエバーアートボードシックシリーズを使用することで、お部屋にいるかのようなデザインにすることができます。こちらはテラスの内天井にエバーアートボードシックシリーズの「オールドコンクリート」のカラーを取り入れ、壁面はエバーアートボードの「RC杉板」を使用しています。本物の石材を使用すると費用がかかりますが、エバーアートボードシリーズを使用することで、費用を抑え、メンテナンス不要な理想のテラスデザインを叶えることができます。

こちらはタカショーのショールームに展示しているテラスです。ブラウンカラーを中心に構成されていますが、壁面部分に「オリエントブラック」という幾何学をモチーフにしたカラーを使用したことで、テラスのデザイン性がさらにアップしています。また、ブラックカラーを部分的に取り入れることで空間が引き締まった印象になっています。

ブロック塀のリフォーム

古くなったブロック塀のリフォームにも最適で、壁紙を張り替えるように簡単に化粧ができます。「プラスターグレー」というスモーキーなデザインを使用したことで、スタイリッシュな雰囲気となり、隣家との境界部分が美しく生まれ変わりました。

にわん

本当に外構の色んなシーンで使えるんだワンね!外構のデザインのイメージが膨らんできたワン!

Mayumi

エバーアートボードとエバーアートボードシックシリーズのカラーは合わせて160種類以上ございます。お客様の好みに合う柄がきっと見つかると思いますよ!

エバーアートボードシックシリーズができるまで~厳しいプロセスを乗り越えて~

にわん

160色もあるんだワン?!どうやってそんなにオリジナルで柄を作っているのか気になるワン!

Mayumi

企画・マーケティングから、製版・商品制作まで自社でおこなってます。柄のデザインに関しては、トレンドを調査したり、お客様からいただいた貴重なご意見を参考にさせていただいております。

にわん

全て自社でやっているなんて凄いワン!リサーチしたり、みんなの意見を取り入れてるんだワンね!実際にデザインデータはどうやって作っているんだワン?

Mayumi

デザイン候補が決まったらまずはサンプル制作をします。柄により作り方はさまざまですが、理想の柄に仕上げるために、本物の木や石を買い付けにいったり、塗料をぬってみたり、あえて傷をつけて加工したり・・・加工した素材をスキャンでデータ化し、複数のデータを組み合わせて「デザイン」します。

サンプルを制作するために本物の木を買い付けました
PCで柄をデザインするMayumi
完成したサンプル

Mayumi

そうして出来上がったサンプルは、社内会議で精査します。さらに新商品プレゼンテーションで、厳しい審査を突破できたものだけが商品化されます。

にわん

木や石を加工したり、画像を制作したり、さらに厳しい審査・・・商品誕生にはたくさん工程があるんだワンね~。ちなみにこれまで没になったサンプルもいくつかあるんだワン?

Mayumi

もちろんたくさんありますよ!今年の新柄6種類を発売するにあたり、提出したデザイン案は約20種類です。通ったデザイン案から試作し、社内会議に出します。

エバーアートボードシックシリーズの品質はこうして保たれている

Mayumi

エバーアートボードシックシリーズは自社工場「ガーデンクリエイト」で受注生産しています。一枚一枚丁寧に印刷&製造している自社製品だからこそ自信をもっておすすめできます。

ガーデンクリエイト 和歌山工場
にわん

すごく大きな工場で製造されているんだワン!
こんなに豊富なラインアップを管理するのは大変だろうけど・・・製造する上で一番気を使っているところはどこだワン?

Mayumi

実際に製造を担当されている方にお聞きしてみましょうか!

津田

ガーデンクリエイトの津田です!エバーアートボードシックシリーズの印刷工程を担当しています。インクジェット印刷では印刷される色合いや品質の一貫性が重要です。特に大量生産の場合、印刷機やインクの調整、プリントメディアの品質管理などを通じて、商品ごとに品質が均一である必要があります。

にわん

なるほど・・・色を管理するためには機械やインクの調整が必要なんだワンね。インクジェット印刷って繊細なものなんだワン!

Mayumi

新柄が生まれるには、先ほど紹介した柄をデザインする工程だけでなく、こうした製造工程での高い技術と創意工夫が必要不可欠なんです!新柄を制作する際も、お忙しい中で試作にご協力いただき、たくさんアドバイスをいただきました。いつもありがとうございます!

厳しい審査を乗り越えて誕生した2024年の新柄

そうして出来上がった2024年度の新柄は6種類となりました!大きな面積で使用しやすい、洗練された石柄デザインを中心としたラインアップをご紹介します!

ノールモダン

大理石の美しい縞模様を表現した「ノールモダン」。落ち着いた色調で使いやすい石柄となっています。純和風はもちろん、トレンドのジャパンディスタイルにもおすすめです。

ムーンレイク

月面の模様のようなランダムな表情が魅力の「ムーンレイク」という柄で上質&ラグジュアリーな空間に。清潔感があるデザインは穏やかな雰囲気を醸し出します。

ミストグレイ

霞がかった雲のような「ミストグレイ」はきめ細やかな石灰岩からインスパイアされました。大きな面積で使用しても落ち着いた雰囲気の柄です。

サンドフィール

「自然・安心感」をモチーフに制作した「サンドフィール」は、デジタル化が進む現代に求められた「癒し」を表現するニュアンスカラーです。飽きのこない洗練された石柄は大きな面積で使用しやすい柄です。

ボルドロック

ボルドロック」はコンクリートの経年変化を強めに表現し、アーティスティックな表情をもたせました。アクセントとしてテラスの目かくしに壁面へ設置すると、自分好みの空間が広がります。

モデスティブラック

重厚感のある天然石模様の「モデスティブラック」は、マット調の落ち着いた色なので大きな面積にも違和感なくご使用いただけます。

ARでエバーアートボードシックシリーズを試し置きしてみよう!

にわん

新色もどれも素敵な柄だワン!でも実際に自分の家に柄が似合うのか不安だワン・・・。

Mayumi

エバーアートボードシリーズは全色ARシミュレーションに対応しているので、スマートフォンやタブレットで実際のサイズ感や柄の表情をリアルタイムで確認することができますよ!

ARでのシミュレーションイメージ
エバーアートボードのAR画面

Mayumi

たくさんの柄を用意しているがゆえに、柄選びで迷われる方もいらっしゃるかと思います。ARを使用して頂くとよりリアルに柄を比較できるので、より良い選択に導いてくれると思います!

にわん

ARでシミュレーションできるのはとてもありがたいワン!

ショールームで実物を見てみよう!

にわん

いろいろ知ったら実際に商品を見てみたくなったワン!実際に商品をみれる場所はあるワン?

Mayumi

タカショーには全国12カ所にショールームがありますので、ぜひお近くのショールームで実物をご覧ください!現物を見て触って質感をご覧いただければと思います!

にわん

エバーアートボードシックシリーズについてたくさん教えてくれてありがとうだワン!ぼくもエバーアートボードシックシリーズが似合うようなカッコいい犬になるんだワン!

Mayumi

にわんはそのままでいてね!笑

エバーアートボードシックシリーズやその他商品に関するご質問やご不明点などございましたら、お気軽にお問い合わせくださいね。

実際に「エバーアートボードシックシリーズ」を使って工事を進めたい!」と思って下さった方はお近くの施工店様にお問い合わせ下さい。

全国のお庭づくりネットワーク「リフォームガーデンクラブ」のサイトから、お近くの施工店をお探しいただけます。