自宅にカフェのようなテラスを!おうち時間を充実させる「家テラス」の楽しみ方
コロナ禍では家での生活を楽しむ様々なアイデアが誕生しましたね。
その中の一つに、お庭やベランダ・バルコニーで食事やティータイムを楽しむ過ごし方が流行しました。
庭は、家から一番身近にある自然環境。家にいながらストレスを発散できるスペースとして活用が見直され始めています。
それだけでなく、家から一歩、外に出るだけで季節の移ろいを感じることができたり、子どもが自然に触れる機会が生まれ、心身の健康に良い影響をもたらすといったメリットも。
お家の窓外にちょっとしたスペースがあれば、庭での暮らしをより日常的に取り入れられるカフェのようなテラスをつくることができます。
今回は住まいにテラスを作る方法と、テラスでの楽しみ方をご紹介します。
目次
テラスとは
カフェやレストランなどでよく耳にすることが多い「テラス」。ここでのテラスの意味合いは”屋外テーブル席”です。パラソルやシェードの下で景色や自然を楽しみながら食べるごはんはいつもよりも美味しく感じますよね!
そんなカフェにいるかのようなテラスを家にも作ることができますが、住宅における「テラス」は少し違った意味合いがあります。
住宅におけるテラスは、建物の一階に設置される屋外スペースで、地面よりも一段高い位置に設置されます。家の中からスムーズに出入りができる、掃き出し窓のある場所に設置されることが多いです。
用途は食事やお茶を楽しむだけでなく、その人のライフスタイルに合わせてさまざまな活用方法があります。
テラスを構成するアイテム
テラスを設置するときに最初に考えるべきことは「お庭で何をして過ごすのか」を明確にすることです。
「家族と楽しく食事がしたい」「一人でゆっくり読書がしたい」「気分を変えて庭で仕事がしたい」などテラスでの過ごし方は何通りもあります。
何をして過ごすかによって構成するアイテムは変わってくるので、あらかじめ理想の暮らし方をイメージしておくとスムーズに設置の段取りが進められます。
テラスを構成する基本のアイテムは①ルーフ ②目かくし ③フロア ④屋外家具 ⑤植物 ⑥照明です。
①日差しをコントロールする「ルーフ」
テラスで快適に過ごすためのカギは「屋根」をつくること。
どんなに素敵な庭でも、太陽の暑い日差しが降り注ぐ中、日陰のない庭で過ごすことは難しいです。シェードやルーバーなどのルーフ空間は日陰を作り、紫外線や日焼けを気にせずに過ごすことができます。
屋根を作ることで隣家の2階からの視線を防ぐことができるので、気になる視線をシャットアウトできます。
【使用商品】
シェードセイル
②プライベート空間をつくる「目かくし」
自分が部屋でくつろいでるときに、外から視線が入ってくるとなんだか落ち着かないですよね。室内にいる場合はカーテンを閉めて、外からの視線を遮る方も多いのではないでしょうか。
テラスは屋外にありますが、室内と同じように部屋の役割を果たします。テラスが道路に隣接されていると、近所の人や見知らぬ人からの視線が気になってとてもくつろげる環境にはなりません。
プライべート空間を作ってくれる目かくしを設置することで、視線をシャットアウトし、安らぎの空間が出来上がります。
【使用商品】
エバースクリーンポリカBタイプ
③家と庭を一体にする「フロア」
テラスに設置する床は、室内から繋がるように段差をできるだけ少なくしたフラットなものにすると◎。
室内から食事やモノを運ぶ時に段差があると、つまずきやすくなったり、靴が履きづらいといった小さなストレスを作ってしまいます。
これが積み重なっていくと、お庭に出るのが面倒くさくなってしまう原因にも。小さいストレスを無くしていくことで、庭で過ごすハードルが解消されていきます。
室内の床と高さを合わせることでバリアフリーになり、子どもから高齢者・ペットまで、誰もが使いやすいテラスに!
床材はお手入れが簡単な人工木ウッドデッキ、BBQをされる方には水洗いや火の始末がしやすいタイル素材がおすすめです。
【使用商品】
エバーエコウッドリアル
フレーム・ポーチ
e-アートウッドパーツラウンド板
④目的に合わせた「ガーデンファニチャー」を置く
テラスの枠組みを作ったとしても、そこでくつろいだり、人と集まったりするには家具が必要です。
屋外家具を選ぶときは、テラスで「だれと」「何をするか」を想像して選びましょう。
家族で食事を楽しむならダイニング用のテーブルとチェアー、読書をしたいならリクライニングのあるチェアーを選ぶなど、過ごし方によって最適な屋外家具は変わってきます。
【使用商品】
ライズ ダイニングテーブル/ライズ アームチェアー
⑤癒しの空間をつくる「植物」
せっかく庭に出て過ごすのに、テラスの周りが殺風景だと少し寂しい印象になってしまいます。
植物を配置することで、自然をより身近に感じる心地よい空間に。植物や花を見たり、触れたりすることで五感が刺激され、健康にも良い影響を与えます。
大きなシンボルツリーを植えたり、鉢物の小さい植物を置いて、植物を愛でる時間を取り入れてみましょう。
【使用商品】
ポーチガーデン Jポーチ
e-アートウッドパーツラウンド板
シンプルシェード
⑥夜の庭を楽しむ「照明」
「お庭で過ごせるのは日が明るいうちだけ」なんてことはありません!照明を取り入れることで夜の時間も庭を楽しむことができます。
ゆったりお酒を嗜んだり、星空を眺めたり…ワンランク上の暮らしを楽しむことができます。
【使用商品】
エバーアートポールライト 6型
ガーデンアップライト ミオ フード
フロストフラットライト
テラスを構成する基本的なアイテムの紹介でした!
テラスは自分でDIYをして設置する方法もありますが、近年の異常気象により、テラスが吹き飛ばされることも懸念されます。安全性を考えてお近くの施工店に依頼をして設置してもらうのが良いでしょう。
テラスの事例と過ごし方アイデア
ここからはシーン別のテラスの活用事例と、おすすめアイテムをご紹介します。
カフェ・ティータイムを楽しめるテラス
こちらは掃き出し窓に設置されたテラス。緑に囲まれながらのティータイムは日常を少し特別なものにしてくれます。
家事の合間にほっと一息するのも良し、家族や友人と一緒ならいつもより会話が弾む楽しい時間を過ごせます!
狭小地のテラスは、完全に目かくしをしてしまうと圧迫感がでてしまい、窮屈な印象になってしまいます。程よくすき間のあるフェンスを設置して、景色を取り込むことがポイント!
【使用商品】
ポーチテラス シンプルスタイル
おすすめプラスアイテム
省スペースプランター
省スペースでハーブや野菜などを育てることができるプランター「ベジトラグ」は、コンパクトかつ見た目もおしゃれで、テラスやベランダに置くのにぴったり!
レモングラスやミントを育てて、自家製ハーブティーを楽しむのも良いですね。手軽にガーデニングが始められるアイテムです。
【使用商品】
ベジトラグ
読書や瞑想にぴったりのテラス
こちらはリフォーム前のお庭です。雑草が生い茂り、活用されていなかったスペースでした。
リフォーム後はチェアーに座ってリラックスできる空間に!
屋根材を可動ルーバーにすることで、日差しを季節やその日の天候に合わせて調節できます。
リビングからフラットに続くタイルデッキは庭と室内をつなげ、自然とお庭に出る機会が増えるように設置。
目かくしフェンスがあるので人目を気にせずゆっくりくつろげます。
風や光、緑を感じる心地よいテラス空間が生まれました。
【使用商品】
ポーチスカイルーフⅡ
ホームヤードルーフシステム
夜は足元や植物にライトを照らして、ナイトガーデンを楽しめます!
昼間、仕事や家事で忙しい方は、夜のテラスを活用して、疲れた体を癒す時間を取り入れてみましょう。
おすすめプラスアイテム
くつろげるチェアー
読書をするときは、長時間同じ体勢でイスに座ることになります。
体をリラックスさせた状態で読書をするためにはこだわりのチェアーを選ぶのがポイントです。屋外で使用するので、丈夫でくつろげる素材をチョイスしましょう。
ブランケット・ラグ
季節によっては、座ったままだと肌寒くなったり姿勢が悪くなってしまう恐れがあります。部屋の中にいるように、ブランケットやクッションを持ち出してリラックスできる環境を整えると快適に過ごせるでしょう。
屋外用のラグマットを敷くと、靴も脱いでのびのびとくつろげるスペースに!自分がリラックスできる空間をお庭でコーディネートしてみてはいかがでしょうか?
家族で食事を楽しむダイニングテラス
リフォーム前は子どもが家で野球の練習ができる庭でしたが、子どもも大きくなり、活用されなくなったお庭となっていました。
リフォーム後は子どものためのお庭から、家族が団らんできるくつろぎの空間に生まれ変わりました!
シェードと横格子を組み合わせたテラスが道路やお隣からの視線をカット&風や光を取り込める快適なプライベート空間になっています。
【使用商品】
フレームポーチ
エバーアートボード
ロープ式開閉シェード
おすすめプラスアイテム
キャンドル・ランタン
家族が揃ってご飯を食べられるのは夜の時間が多いと思います。家族団らんの工夫として夜の庭を活用するのもおすすめ!
ランタンやキャンドルの灯りは心が温まり、ほっと落ち着く空間にしてくれます。電池式のライトを使用すると、小さなお子さまがいるご家庭でも安全に楽しめます。
【使用商品】
電池式キャンドルライト
以上、家テラスの事例紹介でした。
他にも仕事ができる庭・バーベキューができる庭・星を眺める庭など、テラスの活用方法はたくさんあります。おうち時間を楽しくするテラスで、暮らしの幅を広げてみてはいかがでしょうか!