お庭でポータブル電源を使うアイデア、Jackeryに聞いてみた

キャンプや釣りなどのアウトドアシーンで人気を集めているポータブル電源ですが、実は家から一番身近なアウトドア空間の「庭」でも大活躍するアイテムなのを知っていますか？

今回はポータブル電源で人気のブランド「Jackery（ジャクリ）」に、お庭でポータブル電源を使うアイデアや注意点を取材しました！

Jackeryとは･･･

エコなアウトドア用の電源ソリューションである「ポータブル電源」「ソーラーパネル」の分野で新たなライフスタイルを提案するアメリカ発のブランド。

話し手：株式会社Jackery Japan　広報担当者（以下、Jackery）
聞き手：株式会社タカショープロユース企画部　販売促進課　森（以下、森）

森：今日はポータブル電源をお庭で活用する方法や、注意点について色々教えて下さい！

Jackery：承知しました！よろしくお願いいたします。

1 ポータブル電源をお庭で活用するアイデア
2 お庭にソーラーパネルを設置し節電&防災対策
3 ポータブル電源の選び方
4 お庭でポータブル電源を使うときの注意点
5 おすすめのポータブル電源

ポータブル電源をお庭で活用するアイデア

森：ポータブル電源ってキャンプや釣りなどのアウトドアシーンで使われている印象が強いのですが、お庭で活用できる方法ってどのくらいあるのでしょうか？

Jackery：お庭での使い方もたくさんありますよ！一つずつご紹介していきますね。

ホットプレートご飯

Jackery：ホットプレートをお庭に持ち出して、チーズフォンデュや焼きそばなど、ホームパーティーで人気のメニューがつくれます。延長コードがなくてもすぐに電源がとれるので、準備もお手軽ですし、コードでつまずく心配もありません。

森：いつものご飯も家の中で食べるよりお庭で食べる方が特別感を感じますし、これはワクワクしますね！友達を招いてガーデンパーティーをやりたいです！

バーベキュー

Jackery：お庭でのポータブル電源の使用で人気なのはバーベキューです。炭やガスを使うバーベキューグリルを持っていなくても、ポータブル電源があればホットプレートや電気グリルでお手軽にバーベキューができます。火を使わないので安全で、煙が出にくく快適に楽しめます。

森：タカショーではウェーバーの電気グリルも取り扱っています。こういったグリルとポータブル電源を使うと、本格的なバーべキューをお手軽に楽しむことができますね。

テレワーク

Jackery：コロナ禍で在宅ワークが増えたことから、お庭でテレワークをする人も増えました。パソコンだけでなく携帯などの電子機器を同時に充電できるので、電源を取れない場所でのお仕事にもおすすめです。

森：自然を感じながら仕事ができるお庭スペースの需要はタカショーでも増えてきていると感じます。スペースをつくるだけじゃなく、合わせてポータブル電源を使用することでより快適なテレワークができることも伝えていきたいです。

草刈り機

Jackery：芝生や雑草の草刈りにもポータブル電源が活躍します。ガソリンや混合燃料を使用する草刈り機は、液体の取り扱いに十分気を付けなければなりませんが、電気式の草刈り機を使えば、安全に作業を行うことができます。

電動工具でDIY

Jackery：あとはDIYをするとき、お庭やガレージなどの広い屋外空間で作業をされる方も多いと思います。電動工具を動かしたり、充電したりする際にお使い頂けます。

森：なるほど！タカショーでは木製の屋外家具を取り扱っているのですが、その家具のお手入れで電動仕上げサンダーをつかってやすりがけを行うことがあります。こういった場面でもポータブル電源があると作業しやすいですね！

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冷暖房器具

Jackery：夏は扇風機、冬は電気毛布・ストーブなどをお庭に持ち出して使えます。季節を問わずいつでも快適にお庭で過ごすことができます。

森：寒い時期はお庭でゆっくり過ごすのが難しいなと感じていたので、身体を温めるストーブや電気毛布などの家電を使えば、冬のお庭も楽しめそうです！

お庭だけでもこんなに活用方法があるなんて驚きです！お庭空間があっても、活用できていないままのご家庭も多いと思いますが、ポータブル電源を使うことで庭活が充実しそうです！

お庭にソーラーパネルを設置し節電&防災対策

Jackery：実はJackeryはポータブル電源だけでなく、ソーラーパネルも販売しています。最近はエコの観点や電気代節約のニーズから、ソーラーパネルとポータブル電源がセットになった商品が人気です。

お庭で使用できるソーラーパネルには、据え置き型と持ち運び型があります。広いお庭や活用されていないお庭スペースは、据え置き型で置きっぱなしにして充電するのもおすすめです。お庭の景観を損ないたくない方や、小さいお庭でしたら持ち運び型で、必要な時だけ出す方がおすすめです。

森：ソーラーパネルも販売されてたのは知らなかったです。最近は電気代も値上がりしているので、簡単にソーラーパネルで充電ができるのはいいですね。防災の時にも役立ちそうです。

Jackery：おっしゃる通りです。能登半島地震の際、Jackeryは260台のポータブル電源・ソーラーパネルを現地に無償提供しました。

そこでわかったのが、ポータブル電源の使用用途の約80％がスマホの充電に使用されているということでした。避難所になることが多い体育館にはそもそもコンセントが少ないので、停電が復旧した後も避難者の方々は気を遣い合いながら充電をされていました。避難所にポータブル電源を配置することで安心して電気が使えるようになったとのお声も頂きました。

Jackery：また、支援物資にはパックご飯やレトルトなどが多くあったので、電子ケトルやレンジを動かすのに使用される方も多かったです。

災害に備えて、ポータブル電源と、太陽の力で充電できるソーラーパネルを持っておくことはぜひおすすめしたいですね。

森：素晴らしい企業活動ですね。災害や緊急時のためにも一家に一台ポータブル電源があるといいですね。

ポータブル電源の選び方

森：ポータブル電源って色んな容量があってどれを選べばいいかわからないのですが･･･どのように自分に合ったポータブル電源を選べばいいのかを教えて頂きたいです。

Jackery：まずは
➀ポータブル電源の用途は何なのかを考える
➁使いたい電化製品の消費電力を調べる
➂一台のポータブル電源を何人で使用するかを考える

というところから始めてみて下さい！

お庭で使用しそうな家電と消費電力をまとめましたのでご参考下さい。

例えば、消費電力50Wのノートパソコンを2時間使用した場合の消費電力は、

50W（0.05kW） × 2時間＝100Wh
100Whのバッテリー容量が必要ということになります。

ここに同時に使用したい家電や、使用する人数を当てはめて考えてみて下さいね！
用途と容量の目安の例も載せておきますね。

●日帰りキャンプや1日程度の使用：200Wh～
●キャンプや車中泊で扇風機、電気毛布などを使用する：350Wh～
●連泊キャンプや車載冷蔵庫など大型家電の使用：400Wh～

森：目安わかりやすいです！災害時に安心して使える容量の目安などはありますか？

Jackery：災害時は数日間電気が復活しない可能性が高いため、1000Wh以上の大容量タイプがあると安心です。

お庭でポータブル電源を使うときの注意点

森：屋外でポータブル電源を使うときの注意点があれば教えてください。

Jackery：いくつかあるので説明しますね。

屋内で保管する

Jackery：ポータブル電源には防水機能がないので、基本的には室内での保管をおすすめしています。

Jackeryのポータブル電源のボディには、耐久性と放熱性に優れたポリカーボネート樹脂とABS（エービーエスアロイ）防火材料を採用しています。樹脂なので、屋外で保管するよりも屋内で保管する方が劣化しないため推奨しています。

太陽光パネルは防水機能がついているため、屋外に出しっぱなしで問題ありません。

月に2～3回は充電したり使用したりする

Jackery：防災用に備蓄として置いておく場合も、月に2~3回は充電したり使ったりする方が長持ちします。

森：そういった意味では、家から一番近いアウトドア空間のお庭で、定期的に使用して充電できたらいいですね。

Jackery：そうですね。災害時に万全の状態で使用できるのがいいと思いますので、定期的に使って充電するのが理想的です。