クローズ外構とは?おしゃれな実例から後悔しないためのコツをご紹介!

近年、防犯意識の高まりとともに、注目を集めているのが”クローズ外構”です。
敷地をしっかり囲うことで、安心感のある暮らしを実現できる一方で、ただ囲うだけでは後悔してしまうケースも少なくありません。
大切なのは、防犯性を高めつつ、デザイン性も両立させること。ポイントを押さえれば、おしゃれで快適なクローズ外構は十分に叶えられます。
今回の記事では、クローズ外構の基本知識から、後悔しないためのコツ、おしゃれな実例までをわかりやすく紹介します。
ぜひ、外構づくりの参考にしてください。
目次
クローズ外構とは?

クローズ外構とは、敷地の外周をフェンスや門扉、塀などでしっかり囲った外構スタイルのことです。
道路や隣家からの視線を遮り、プライバシーを確保しながら、空間をひとつの“住まいの領域”として明確に区切ることができます。
オープン外構(道路との境界をあえて開放的にするスタイル)と比べると、防犯性・プライバシー性・安全性の3点で優れているのが大きな特徴です。
特に近年は、
・防犯意識の高まり
・子どもやペットが安心して過ごせる環境づくり
・おしゃれな外構デザインの多様化
といった背景から、クローズ外構を選ぶ方が増えています。
単に「囲う」だけでなく、デザイン性や素材選び、配置計画を工夫することで“自宅の印象を大きく左右する空間”に仕上げられる点も魅力です。
クローズ外構にするうえでの注意点
クローズ外構は安心感やプライバシー確保に優れる一方で、計画の仕方によっては思わぬ後悔につながることもあります。ここでは、クローズ外構をつくる前に知っておきたい注意点をわかりやすく紹介します。
フェンスや塀を高くしすぎると、逆に防犯性が下がることも
防犯性を高めようとして、フェンスや塀を必要以上に高くしてしまうケースがあります。
しかし、高すぎる外周は外からの視線が完全に遮断されるため、侵入者が身を隠しやすい環境になってしまいます。
また、敷地の中に“死角”が増え、侵入の発見が遅れやすくなる点も注意したいポイントです。防犯性を考える際は、高さだけに頼らず、適度な見通し・防犯砂利・人目の確保など、複数の要素をバランスよく組み合わせることが重要です。

死角を作らないために、適度なすき間幅のあるフェンスを選ぶのも効果的な方法のひとつです。
クローズ外構は圧迫感が出て、住まい全体の印象が重くなる
高い塀やフェンスは、室内からの“抜け感”を失わせたり、外観に重たい雰囲気を与えることがあります。
特に道路に面した部分を大きく囲う場合、建物そのものの魅力が見えにくくなることも。
閉鎖的になりすぎないように、デザイン性のあるフェンスを組み合わせる、植栽で柔らかさを加える、適度な格子で抜け感をつくる、といった工夫次第で圧迫感を軽減できます。

デザイン性と防犯性のバランスが崩れやすい
クローズ外構は、プライバシー性・防犯性・デザイン性など複数の目的を同時に満たす必要があります。
そのため、どちらかに寄りすぎるとバランスが崩れ、“防犯性は高いけれど閉塞的”、“おしゃれだけど丸見え”といった状態になりがちです。
後悔しないためには、敷地条件や生活動線を踏まえたうえで、高さ・素材・配置の組み合わせをトータルで設計することが重要。部分的にオープン要素を取り入れるなど、「抜け」と「囲い」のバランスを意識すると、快適で美しい外構が実現しやすくなります。

おしゃれで快適なクローズ外構の実例をご紹介
ここからは、住まいを守りながらデザイン性や心地よさも叶えたクローズ外構の実例を厳選してご紹介します。外構づくりの参考として、ぜひご覧ください。
圧迫感を抑えつつ、美しさを引き立てる

こちらは門扉とボードフェンスで玄関まわりを囲い、ほどよいクローズ感を確保した事例です。
高さを必要以上に上げず、死角が生まれない安心設計にすることで、防犯性と開放感のバランスを両立しています。
外観のポイントは、建物と調和するフレームデザイン。直線的で上質な雰囲気を演出しつつ、玄関前にはスリット格子を組み合わせることで、視線をやわらかく遮る目隠し効果も発揮しています。
さらに、夜には計画的に配置された照明が外構全体をやさしく照らし、明るさだけでなく“安心感と温もり”を感じられる空間に仕上がっています。光と影のバランスが美しく、住まいの佇まいを一層引き立てるクローズ外構の好例です。
【使用商品】
ホームヤードルーフシステム フレーム(マットダークグレー)
エバーアートボード門扉フラット両開き/片開き(マットブラック)
防犯性とデザインを両立した、隙のないクローズ外構

こちらはフレーム・格子・タイル・門扉を巧みに組み合わせ、外からの侵入をしっかりと防ぐ防犯性の高い事例です。
しっかり高さを確保しながらも、門扉や格子には適度なすき間があるため、暗がりを作らず死角を抑えられる点がポイントです。
また、木目調フレームと植栽の相性が良く、堅牢な印象の中にも温かみが感じられるデザインに。門扉まわりにタイルを取り入れることで、重厚感と高級感がより際立ち、外構全体の格をぐっと引き上げています。
白い外壁との調和も美しく、住まい全体として完成度の高いクローズ外構を実現しています。
【使用商品】
ホームヤードルーフシステム フレーム(ウォールナット)
エバーアートウッド格子材(ウォールナット)
セラレバンテ(グレー)
以上、クローズ外構についてご紹介しました。
クローズ外構は、防犯性を高めながら、住まいの魅力や心地よさも引き立ててくれる外構スタイルです。
ご検討中の方は、ぜひこちらからお近くの施工店を検索のうえお問い合わせください。
理想の外構づくりを、一緒に実現しましょう。





















